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第12話 キッチン立ち上げ物語

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始まりはいつも雨、、的な

2月15日 いよいよ問題発生

人生に度々ゲームでいうところの「強制イベント」が起こるが、
ここのところは毎年起こっている。

父のパン屋が終わったり、自分も店を移転、結婚、子供を授かり、母が他界、店舗休業にして今回のお話。
これがわずか3年ほどでの出来事である。これだけのことが一度に起こっているので耐性はある。

が、動かないわけにはいかない。

見ての通りの「雨漏り」だ。

これはかなり厄介な問題。

食品を扱う場所での雨漏りは最悪だ。
衛生面でも不安だらけに。

これだけの水が溜まるということは、天井にも染み込んでいる。
天井のボードは一度染み込むと、カビが発生する確率がぐんと上がる。

大家さんとの最初の話では

現状での貸し出し。とのことだったのでこの雨漏りもそのままでとのこと。

天井のボードも数カ所を変えるとまだら模様になるので、
大体の業者さんは全部取り替えることを進めてくる。

自分たちで屋上の防水をするとなると100万円は余分にかかる。
こんなにお金のない自分たちにそんなことできるわけがない。

そもそも、自分たちのものになるのであればまだいいが、
ここはテナント。そんなにお金をかけてはいけない場所なのである。

それに本当にかけるべきところはたくさんある。

問題はそれでもここでやるのか?

やはり、物件のことで困った時は「不動産屋さん」である。

ここでやる。という決心を持って進めてきた。
ペンキも塗ったり、見積りも、事業計画書も。
業者さんも巻き込んでいる。

とにかく、シェアキッチンをやろうとしていた部屋でキッチンを作ることは難しくなった。

いわゆる大ピンチというやつだ。

モトヒロ

夫婦で家族会議ですよ。困った。。

別の場所も考えてみることに

こればっかりは、嫌でも仕方ない。

不動産屋さんに相談をして、何件か見にいくことに。

自分たちは店舗ではなく、シェアキッチンを主体にやりたい
これは今までお菓子屋として仕事をしてきたので新しい仕事の形を手に入れたいのと、
子供も1歳ちょっとと小さいので一緒に過ごす時間を大切にしていきたい。

だから今回見たところは少し違うと感じている。

2月16日。雨漏り発覚の翌日

1件目
これまでお菓子屋さんがあったすぐ近くのテナント兼住居。悪くはないがピンとこない。

2件目
ここも駅から近いのだが、店舗としてなら良いがシェアキッチンには向いていない。
そしてスケルトンは結構工事費もかかる。

この2件を踏まえて、再び商工会議所へ

自分たちはこの土地をあまり知らないので、
誰かの意見も大切なので地域のことなら商工会議所に。

1件目のところを進められましたが、どうもイメージが湧かない。
聞いておいてなんやねん。ですが、

この人に言われても。。なんかゆずれない。

これが大切なんです。というか大切にしたい。
自分たちの直感を信じるためにも逆にこの人に聞くターンは必要なんです。

さあ、高木家どうする?
全てを白紙にして別の物件にするのか?
天井をなおすのか?
そもそもこの事業はやるべきなのか?

次回は決断を迫られた高木家はどうしたのか?です。

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