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第7話 キッチン立ち上げ物語

先日の話から、大家さんには2部屋(広いシェアキッチンにしたい方と歯医者のあった場所)を借りたいとの打診をしていた。
ただ、お金を借りるのにも時間がかかりそうだ。

目次

交渉は大切

当然のことだが、僕ら立ち上げたい人たちは出費が怖い。
その場所でどれだけ売れるのか?なんてわからないんだから当然である。
なるべくなら、初期費用、ランニングコストは抑えたい。

それなら、相談するしかない。

交渉をする時に気をつけること「WIN-WIN」の気持ちが大切

当然と言えば当然なのだが、交渉をするときには相手にとっても「良いこと」を提示することが大切
これまでの経験で、お菓子の卸なども経験してきていたからわかるが、交渉される側は意外と冷静である。
自分の利益ばかり考えているのはすぐにバレるのだ。今後の関係のことも視野に入れるべきだろう。

今回は現状での渡しにするので、片付くまでの家賃の発生に猶予をいただけないか?というもの。

通常であれば、人に貸すときは大家さんは業者に頼んで「洗い」をかけたり、ある程度綺麗な状態での渡しになるのが当然なんだが、このときはその片付け、洗いに関してはこちらでするので時間をくださいというお願いである。

処分すると言っても物を捨てるのにトラックを借りていたら、またお金はかかるので畳や風呂の浴槽の処分はお願いしたんだけど。

風呂場の攻防

まぁ、高木も素人考えですから、
やってみなくちゃわからないですよ。

普段なら、触りたくないものです。これ。
なんでこの状態で置いてんの?

ってことなんですけど、横に穴空いてるのはお風呂を沸かす時のやつかな?

ここから鳥が入ってというか、古い巣なんかもあったり、なかなかでございます。

20年放置されている場所なだけあって、風呂場に限らず部屋の埃がやばいんです。これは予想以上に大変。

畳の処分の日が決まっているのでそれに合わせてこの浴槽は出入りする扉の近くに置いておかなくちゃいけない。

さて、触りたくないけど、、移動させますか!

移動させますか!か?  かぁ?  かぁーーーー泣

ここに置いてきぼりの浴槽の意味がよくわかりました。

なにこれ?
この浴槽。幅が大きいんです。なんとか風呂場は出たものの、

要はその先で外に出ないんですよ。もはやどうやって入れたんだ?

まぁ、初めに設置して、部屋を作ったんでしょうけど。。

これがなかなか、骨の折れる作業。
分解なり解体なりしてここから出さなくてはいけません。

自分でやると決めた以上やりますよ。

僕は24歳の頃の東京での修行時代に仕事がない時、食い繋ぐのに工事現場のバイトや解体業者さんで働いたことがありますので、なんでもやりますよ。

解体屋さんにスカウトされそうになってました笑笑
「木造建築ならバール1本あれば解体できる」の親方のひと言に惚れてやばかったです。なんとかパティシエに踏み止まりました。

こんなの泣くぜ。普通ならギャン泣きだぜ。。この時高木と浴槽は一緒に泣いたのであった。

もうね、ここで改めて浴槽の構造まで話はしないですが、この2つが重なってひとつの浴槽なんですよ。
まぁ、気になったら、その辺に落ちてる浴槽を簡易ノコギリで解体してみてください。。

簡単じゃないから燃えるのである。

こうやって部屋と仲良くなっていくんだよな。
いろんな歴史をここから始めるんだもん。

とにかく、、なんとか浴槽を部屋から出すということに成功。

そして、部屋を借りる準備を進めていくことに。

この時はまだ1月のこと。
実際にお店の形になったのは、、6月。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 素敵です✨自分で内装を作っていくことは、その建物に自分自身の個性を加えることができる素晴らしい方法です
    建物の歴史と自分のアイデアが合わさって、世界に一つだけの空間を作り出すことができます^_^
    またいつか
    遊びに行きますねー

    • 世界に一つなんですよね!
      実際に存在する自分の作った空間に営みが生まれる。
      これは不思議な感覚でいろんな方に味わってほしいものです。
      ぜひ!お待ちしています!
      コメントありがとうございます!

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